なぜ断熱材が効かないのか?(その5)
- 投稿日:2017年 2月 8日
- テーマ:ぺっこ暖
ヒートショックの予防対策
ヒートショックは"急激な温度変化"が原因です。
この温度差をできるだけ作らないようにすることが最も手っ取り早い対策になります。
【脱衣所編】ヒートショック対策
居間など暖房を使う部屋と脱衣所がつながっている場合は、ドアを開けて脱衣所の温度を上げておきましょう。
脱衣所が独立している場合は、脱衣所用にヒーターやストーブを設置しましょう。
"ヒートショックの危険性"を考えれば数万円のヒーター代や電気料金は払う価値があります。
【浴室編】ヒートショック対策
浴室を暖めるには浴室暖房が1番ですが、導入のコストが高価なことがデメリットです。
おすすめなのが"湯船をシャワーで溜める"方法。
なるべく高い位置から浴槽へ向けてシャワーから注ぎ続けることで、蛇口から溜めるよりも浴室内の温度を上げることができます。
脱衣所でストーブなどを使っている場合は入浴前に浴室の扉を開けておくのも有効です。
【入浴編】ヒートショック対策
体が冷えた状態から急激に熱いお湯に浸かることがヒートショックにつながります。
体がびっくりしない温度のシャワーを手足からかけ、お湯に体を慣れさせてから湯船に入りましょう。
湯船に浸かる際のポイント
- お湯の温度は38℃~41℃以内に設定(42℃以上の熱いお湯は避ける)
- できるだけ半身浴で浸かる(首まで浸からない)
- 浴槽から出る際は急に立ち上がらない(立ちくらみ防止)
これらが大事なポイントです。
それからヒートショックの危険がある高齢の方は、なるべく一番風呂を避けましょう。
お湯を沸かして2番目以降に入ればそれだけお風呂場も暖かくなっています。
【食事編】ヒートショック対策
食後やお酒を飲んだ後は血圧が変化しやすくなります。
食後・飲酒後すぐの入浴は絶対に避け、最低でも1時間以上は時間をあけましょう。
また、入浴前と後は必ずコップ一杯のお水を飲むようにしてドロドロ血になることを予防します
最後に
自分たちだけでなく、両親や祖父母が高齢の方はいっそうの配慮が必要です。
家族でヒートショック対策を意識したお風呂環境作りを徹底すれば難しいことではありません。
そこまでお金をかけずともちょっとした注意で防ぐことは可能です。
少しでもヒートショックの危険を少なくできるようご家族で話し合ってみてはいかがでしょうか?