木から学ぶ(その2)バランス経営

  • 投稿日:2017年 3月 9日
  • テーマ:理念


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(以下は、伊那食品工業さんからの引用です)
木の苗を密植すると、太陽を求めて急激に背丈だけを伸ばし、
不要になった幹の下のほうの枝は枯れていきます。
間伐をされると、木は上への成長をやめ、形を整えるようになります。
幹を太くし、枝が垂れ下がりバランスをとり始めます。
その姿は突風に耐える力を備えているようにも見えます。
突風といえば、生まれながらにして風を一身に受ける環境にいる松もあります。
野原に一本だけ植えられた場合です。 根を張りながらゆっくりと高くなり、
枝はそろって斜め下を向いています。 幹もしっかりとしてバランスの取れた本来の美しい形です
経営の形も歴史が浅かったり競争が厳しかったりする時期は、密植の松のようになりますが、
「 本来あるべき姿 」 は野中の一本松です。
幹の上部の枝葉は、営業、製造など経営を目に見えるかたちで引っ張っている部門です。
では一本松にあって密植された松にない幹の下部の枝葉はどんな分野でしょうか。
それは、規模にふさわしい研究開発力や見合った知名度、イメージ、信用、社員のモラール( 志気 ) などの目にみえない分野です。 短期的に貢献していないようにみえるこれらは、競争に専念している密植状態の経営では切り捨てられてしまいます。 数字に表された資産内容がいくら良くても、研究開発力がなければ行き詰ってしまいます。
全体のバランスが取れていないからです。
バランスをとるには、伸びている部門をあえて抑える事があります。
今だけを考え、将来の備えができないようでは均衡の取れた会社にはなれません。
会社全体の理念に合わない部門はあえて伸ばさない。
永続するために大事な事ではないでしょうか。

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