印紙の思い出



こんにちは。管理部石川利佳子です。

会社のすぐ近くに牛乳販売店があります。

卸業なので、個人が買い物するという場所ではありません。

入社した当時は休憩時間に牛乳を飲んでいる従業員さんもいて

配達してもらっていました。

そして、印紙やハガキも取り扱っていたので

私はそこへよく印紙を買いにいっていました。

お店番をしているおばちゃんは

よくお茶を出してくれました。

そして、

北上の昔の話、趣味の踊りの話、私の住まいのある地域の話などしてくれました。

『嫁って大変だけど、あんたがんばっているね。』

そんな励ましも嬉しかったのでした。


認めてくれる人がそばにいる、という安心感・・・だったのでしょうか。

子連れで出勤するようになると、

子供にお菓子をくれたり、アイスをくれたりかわいがってくれました。

おばちゃんは孫にもひ孫にも恵まれて、

そして、90歳すぎても電話番をしていました。

『いつまでこうして働くんだろうねえ』

と言いながら、家族から頼りにされていることがやはり嬉しそうではありました。

それでも、さすがに最近はデイサービスにも行くようになっていました。

(お迎えの車がみえましたね)

そして、印紙ももうおかなくなってしまっていましたので

おばちゃんにも

このところ会うこともなくなっていました。

と、気が付けば昨日看板が・・・

看板には98歳とありました。

ここに勤めてから、ずーっとお世話になってきたおばちゃん。

印紙=おばちゃん となっていたこの会社ですが、もうそれは私だけの思い出です。

最後にあった笑顔をおもいだしながら

心よりお悔やみ申し上げます。








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