- HOME
- 絆ST スタッフブログ
- おせっかいおばちゃんのご縁に感謝
- 印紙の思い出
印紙の思い出
- 投稿日:2020年 5月31日
- テーマ:おせっかいおばちゃんのご縁に感謝
こんにちは。管理部石川利佳子です。
会社のすぐ近くに牛乳販売店があります。
卸業なので、個人が買い物するという場所ではありません。
入社した当時は休憩時間に牛乳を飲んでいる従業員さんもいて
配達してもらっていました。
そして、印紙やハガキも取り扱っていたので
私はそこへよく印紙を買いにいっていました。
お店番をしているおばちゃんは
よくお茶を出してくれました。
そして、
北上の昔の話、趣味の踊りの話、私の住まいのある地域の話などしてくれました。
『嫁って大変だけど、あんたがんばっているね。』
そんな励ましも嬉しかったのでした。
認めてくれる人がそばにいる、という安心感・・・だったのでしょうか。
子連れで出勤するようになると、
子供にお菓子をくれたり、アイスをくれたりかわいがってくれました。
おばちゃんは孫にもひ孫にも恵まれて、
そして、90歳すぎても電話番をしていました。
『いつまでこうして働くんだろうねえ』
と言いながら、家族から頼りにされていることがやはり嬉しそうではありました。
それでも、さすがに最近はデイサービスにも行くようになっていました。
(お迎えの車がみえましたね)
そして、印紙ももうおかなくなってしまっていましたので
おばちゃんにも
このところ会うこともなくなっていました。
と、気が付けば昨日看板が・・・
看板には98歳とありました。
ここに勤めてから、ずーっとお世話になってきたおばちゃん。
印紙=おばちゃん となっていたこの会社ですが、もうそれは私だけの思い出です。
最後にあった笑顔をおもいだしながら
心よりお悔やみ申し上げます。