「敬護」という考え方

  • 投稿日:2018年 9月12日
  • テーマ:理念

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さいたま市に本社におくリハプライムの半田さんとお話しする機会がありました。
リハプライムさんは昨年の感動物語コンテスト(通称カンコン)でグランプリに輝いた会社であり
彼はそこの敏腕営業マンです。
今年のカンコンでも優勝候補の筆頭といってもよいでしょう。
さてリハプライムさんは歩行訓練特化型デイサービスを中心に介護事業を生業としている会社です。
カンコンの常連であるリハプライムさんの理念については
これまでも何度となく私は聞いており共感するものです。
その経営理念は「敬護」。
介助して護る「介護」ではなく、人生の大先輩を敬って護る「敬護」が理念です。
私の母は7年前に他界しましたが、ある病気がきっかけで歩行が難しくなり最後は車椅子を使うほどでした。
母は市内にあるデイサービスを利用していましたが、次第に足が遠のいていきます。
それには理由がありました。
施設では「〇〇ちゃん」と呼ばれ、入浴の際は若い男性に介助されるからです。
実はこれは介護の世界では当たり前に行われていることなのです。
自分が子ども扱いされたらどうでしょうか?
この「敬護」という考え方が、ここ岩手にも広がって欲しいものですね!






猫の問題を考える

  • 投稿日:2018年 9月11日
  • テーマ:その他

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「北のしっぽ」の代表・蔵田玲理さんとお話する機会があった。
私はこれまでこの団体も代表者のお名前も知らないでいた。
「北のしっぽ」とは犬猫との快適な共存を目指すボランティア団体で
保護活動や正しい飼い方・付き合い方の啓発などを通し、
殺処分ゼロを目指していると蔵田さんは話します。
実は我が家では、猫のフンで悩まされている。
ご近所さんに猫を放し飼いにしたいる方がいて
自宅の窓を年中少し開けており、猫は出入り自由になっている。
ご近所さんなので苦情も言えないので私は猫に八つ当たりする。
ところが猫は敏速で石を投げても軽くいなされるばかり。
蔵田さんは、北上市から県南地域にかけて猫の保護や里親探しをしています。
H28年度は県内保健所での殺処分は391頭もあったようです(うち子猫は238頭)。
蔵田さんは殺処分ゼロを目指し、飼い主のいない犬猫ゼロをひたすら保護し、
更には増やさない適正飼育の相談などもしていると言います。
蔵田さんは、里親を探すことも大切だが、避妊手術をして増やさない飼い方が重要と力説します。
自分で捕獲のワナやネットを張って捕獲、動物病院へ連れて行き処置をする。
その処置の費用の捻出は補助金も使うようですが、募金と自腹でまかなっているようです。
余りにもハードな活動ですが、なかなか理解と協力が得られないようです。
私は猫が嫌いですが、蔵田さんの熱に打たれてご協力することにしました。
私の様に猫に困っている人も、単に被害者という意識ではなく
共に考えて行動してみようと思います。



日本人は、サービスにお金を払わない


本日あるお客様がご立腹した様子でご来店しました。
「網戸を調整するのに数分しか掛かっていいないのに、お金を請求するとはなにごとだ!」
最初に対応した経理担当は、強張った顔をして直立したまま。
その後私もお話を聞き、こちらの説明不足がありましたのでお詫びしまう。
お代はいただかないことでお引き取りいただきました。

実は若い人に比べて年配の人がサービスとは無料だと考えている方が多いです。
日本の各業界になかで平均年収が低いのはサービス業です。
私たちの仕事は建築業ではありますが「サービス業」だと思い仕事をしています。
それは建築を通じて、幸せな家族の絆を深めることを目的としているからです。
本来「サービスは有料、ホスピタルティは無料」なのです。
私たちは技能というサービスの対価としてお金をいただいております。

「日本人は、モノに対してはお金を払うが、サービスに対してはあまり払わない」と言われます。
それはサービスは有料という感覚がないからです。
ボランティアも本来かかる費用は有料なのですが、無償がまかり通っています。

例えば、海外ではレストランのウェイターやウェイトレスにチップを支払うこともありますが、
日本では支払いませんね。また食事に対する対価も、原材料を基準にしていませんか? 
A5ランクの牛肉だから、有機野菜だったら高くてもいいけど、そうじゃなければ安くするべきだと。
そこには料理人やサービスする人たちの腕や雰囲気は考慮されていません。
ところがこれにも罠がある。
友人が北上市で自社で生産しているA5ランクの牛肉や野菜を提供するレストランを始めた。
開店から少しすると「量が少しで高いよね!」という者も出てきている。
(東京で食べたらその数倍もする質のものを格安で提供しているにもかかわらず)
これは北上が田舎で貧しいからでしょうか?

日本人は、形が見えないサービスに対して、「価値」を感じにくいため、高いお金を払わない。
更に最近では「本物」に対しても、(多分本物を知らないからであろうが)高いお金を払わない人が増えている。

私が営業していてよく言われる言葉に次の言葉がある。

「私は年金生活だから、安くして欲しい!」

これでは若者が田舎に残って仕事をしたいと思うだろうか?はなはだ疑問だ。

「ちゃんとお金を支払ってくれる「お客様」は、会社にとっての最大の資産」

それに気づいた良い一日でした。

更に私自身、初期老害の傾向が出てきていると自覚しなけらばならない。

こんなことを書くと明日からお客様が来ないかもしれないなあ・・・






 ア



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