ユーは何しにスリランカに(その7)
- 投稿日:2019年 5月31日
- テーマ:
日本が戦後初めて正式な国交を結んだ国は、スリランカです。
後にそのスリランカの大統領となったジャヤワルダナ氏は、
遺言に次のような一文を書き残しています。
「自分はこれからもスリランカと日本という
二つの国の行く末を見守りたい。
だから、二つの目の角膜の一つをスリランカ人に、
もう一つを日本人に移植してほしい」
この遺言どおり、片目の角膜は群馬県に住む女性に移植されました。
後に国内で初めて角膜移植を推進する団体が生まれたのも、
もとを辿れば彼のおかげなのです。
今の日本を観てどう思うのでしょうか?
ご恩を忘れた民族に未来はあるのでしょうか?
ユーは何しにスリランカに(その6)
- 投稿日:2019年 5月30日
- テーマ:その他
「J.R.ジャヤワルダナセンター」のお話しの続きです。
閉館日にも関わらず、センターを開けていただき見学した私たち一行。
見学後はこのセンターの裏にある
「JAPANESE MUSEUM」も解放してくださいました。
中に入ると、日本の皇族と交流した際の写真や贈り物がありました。
この写真はまだ皇太子時代の明仁親王と美智子様
そしてジャヤワルナダ大統領が映ったものです。
昭和天皇との写真もあり、
いかに皇族の皆様がジャヤワルナダさんと
懇意にお付き合いしていたかが伝わってきます。
私は日本に帰国後このミュージアムはについて調べました。
実はこのミュージアムは日本人にしか
見せない施設であることを知りました。
休館日にも関わらず、センターとミュージアムを
解放していただいた私たち一行!
不思議なことが起こるスリランカの旅でした。
顧客目線のリノベーション
先日取引先の社長から本をご紹介いただいた。
「徹底的に考えてリノベをしたら、みんなに伝えたくなった50のこと」
ダイヤモンド出版 ちきりん著
著者のちきりんさんが、自宅マンションをリノベーションした過程で
施主の立場から感じた事をまとめた本である。
紹介してくれた社長は、
「これまで完全なる顧客目線で書いた本はないと思う」
私に紹介してくれた。
読んでみて基本的には、都会のマンションリノベーションに
ついて書かれています。
実はマンションのリノベーションには多くの制約があり
このことを施主様自身が分かっていません。
【マンションはスケルトンにすると何でもできる!】
などという根拠なき常識が巷に蔓延しています。
私たち施工業者の立場から読んでも
「そうそう!そこをお客さまに分かって欲しい!」
と共感する内容の本でした。
リノベーション(大型改修工事)は
施主様と建築業者が共に創出した価値を分け合う
共同プロジェクトである
単なる物の販売であれば等価な価値を
売り手と買い手が交換するのですが、
コトを売るリノベーションでは
共に創り上げるということに
共感した私でした。