「敬老の日」年齢を重ねる魅力


今日9月16日は、「敬老の日」ですね。総務省は15日、「敬老の日」に合わせ、65歳以上の高齢者の推計人口を発表しました。昨日時点で前年より2万人増の3625万人で過去最多となり、総人口に占める割合も0.2ポイント増の29.3%で過去最高だったようです。つまり総人口の約3割が高齢者になります。

 私もあと2年で前期高齢者ですが、これまで多くの大先輩たちと対峙していく中で、年齢を重ねるたびに魅力が増す人と、次第に魅力を失う人がいるようです。そこで年齢を重ねるたびに魅力が増す人と失う人の特徴を挙げてみました。

【魅力が増す人】

1.新しいことを学び続けている

2.躊躇なくリセットしている

3.多様性を受け入れる精神がある

4.常に感謝の心を忘れない

【魅力を失う人】

1.考え方を更新しない

2.年齢を言い訳にする

3.同年代の人々としか交流しない

4.余計な心配をする

5.卑下する

私たちは、加齢によってできなくなることが多くなっていきます。どうしても過去の自分と比べて自分を卑下してしまう傾向にあります。逆に年齢を重ねていることを強みに変えることが大切です。これまで積み重ねてきた経験と、新鮮な情報や知識を組み合わせられるのは、年齢を重ねるからこそ可能になるもので、成熟国家の重要な資源なのです。

国の資源が毎年増えていく、日本の未来は明るいと考えます。 

代表 石川シュウジ



卒業式


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本日を持ってコンパスウォーク北上鬼柳の利用を終える利用者様がいます。通い始めた当初は要介護2でしたが、積極的に機能訓練をした本人の努力のお陰で要支援1までに回復。本日めでたくご卒業となりました。

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 サプライズで、私から卒業証書を手渡すと満面の笑顔を返してくれます。その場ですっくと立ち上がり周囲を見回します。そして利用者様に感謝の言葉、私たちスタッフには労いの言葉をかけていただきました。逆に私たちの方が感動をいただいたものです。

 自分の言葉で素直な気持ちを堂々と話される姿をみて、私もこの様に歳を重ねたら素敵だと思ったものです。明日からはコンパスではお会いできなくなりますが、街で見かけた時は互いに声を掛けたいものですね。ご卒業おめでとうございます。

   石川シュウジ



小便小僧からロダンの考える人へ

  • 投稿日:2024年 2月20日
  • テーマ:介護

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住宅改修工事の一つにトイレ改修工事があります。これまで小便器と大便器に分かれていたトイレの壁を壊し、一部屋とし新しい洋式便器にする工事が人気です。

 これは年老いた親と暮らす世代のお客様が、介護をきっかけにトイレの改修が必要と認識し工事を依頼されるのだと考えます。人間にとって排泄をするトイレの課題は、QOL(生活の質)に関わる大切な問題でありながら、どうしても後回しになりがちです。

 かつてトイレは汚い場所の代名詞であり、廊下の一番端に設置されることが多くありました。

汲取り式のトイレはどうしても匂いがするので、致し方ないことだったと言えます。しかし水洗式トイレの普及により匂いも軽減された現在では、トイレはリビングや寝室の近くへと置かれることも多くなってきています。

 最近は小便器を無くし、洋式トイレのみを設置する工事が主流ですが、そこで出てくるのが男性が立って用を足すときの尿はねの問題です。男は立っておしっこをする方が気持ち良いのですが、年を重ねると足腰も弱りふらつくことがあります。便器の真ん中をめがけておしっこしても、的を外すことも出てきます。そうなると尿はねではなく、おもらしした状態と同じ状況とも言えます。

 なかなか家族でも、高齢の男性には言えないようで、「石川さん、座ってするように言ってください!」とまで言われることもあります。

 これはご家族の問題ですので、私は立ち入らないようにしていますが、立つべきか、座るべきかそれが問題です。年を重ねると熟考する姿が素敵だと思うのですが・・・  

石川シュウジ



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