日本のイジメは4層構造
- 投稿日:2023年 4月12日
- テーマ:その他
日本のいじめは4種類の人間で構成されています。
"いじめられる人"、"いじめる人"、"はやしたてる観衆"、"無関心な傍観者"
この4層構造は欧米ではあまり一般的ではないようです。
いじめは力の強いものが弱いものを攻撃することをいいます。
この4層構造理論から私たちが考えなければならないことは、
「いじめはみんなに責任がある」といった道徳論ではありません。
いじめが決して個⼈の間に生じるトラブルではなく、
環境的に形成されることになります。
そのことを認識した上で、対策を取らないといけません。
それでは何故日本は4層構造になるのでしょうか?
私はこのいじめの環境は、そのまま「ムラ」意識にあると考えます。
「ムラ」の「構成員」は、基本的に同質でなければなりません。
「構成員」の「個」が際立つことは歓迎されません。
「ムラ」では慣習や前例が重んじられ、
「空気」という名の不文律によって秩序立てられています。
「構成員」はその不文律に忠実であることが求められています。
「ムラ」の求める同質性のストライクゾーンから外れてしまうと、
「シカト」や「村八分」が起こるのです。
これは稲作という、共同体で作業を分担せざるを得ない
環境の影響があるのかもしれませんね。
日本人が身内に優しく、知らない人には厳しいのは、
私はこの日本に未だに蔓延している「ムラ」意識だと考えています。
見て見ぬ振りする傍観者がいることが、
日本の様々な問題の元凶だといえます。
石川シュウジ