形あるものは、形なきものを写す鏡
- 投稿日:2017年 1月12日
- テーマ:本
上橋菜穂子さんの「守り人」シリーズ10冊完読しました。
この物語には番外編もあるようですが、それはまた別の楽しみとします。
NHKで1月21日で「精霊の守り人・悲しき破壊神」が始まる前に
完読できてうれしいですね!
さて作者の上橋菜穂子さんはHPのメッセージで次のように語っています。
「もうひとつ、この物語を書くときに、心のなかにあった大切なイメージは、異界が、人の生きる世界に近々と重なって存在している世界のイメージでした。
ふつうの人々には、確かには感じられない ── しかし、そこに確かに在る異界。 人にとっては、<精霊>や<神>に思える存在がうごめく異界と、人の世界がふれあうときに生じる不思議......そういう物語を書いてみたい、と思ったのです。」
目に見えるものしか信じることのできない現代人。
上橋さんのメッセージは単なる不思議な世界に思いをはせて欲しいという事だけではないと私は感じております。
「形あるものは、形なきものを映す鏡」であることを最近学びました。
現実の社会でも陰となって努力している人や仕事をしている人が大勢います。
今の社会の問題は、その目に見えない人々の思いが表面に出ただけであり
知識人と呼ばれる人々はその状況だけを見て判断し対策を講じているようです。
単なるファンタジー作品ではなく、様々な示唆に富んだ本だと言えます。
是非NHKのドラマから入っても結構ですので、上橋ワールドをのぞいてみませんか!
コト設計士とは 「時代は"モノ"から"コト"へ」
- 投稿日:2017年 1月11日
- テーマ:
絆すてーしょんの「0から1への挑戦」を御覧いただきありがとうございます。
代表の石川秀司です。
岩手県北上市近郊で住宅リフォームをメインに請け負う会社「絆すてーしょん」は、
お客様にとってのNO.1を目指した家づくりをしております。
少しでも幸せな家族が増えることで元気な北上市を創ることに貢献いたします。
「我々が一番得意とするのは、優れたエクスペリエンス(体験)を提供することだ」
これはスティーブ・ジョブズの言葉です。このアップルの基本理念には、モノ作りへのプライドと、そのモノを手にした生活者のコトまでをデザインし、最高のエクスペリエンス(体験)を提供しようとする同社の心意気がうかがえます。
このように日常生活におけるデジタル化が進むにつれ、生活者の心理や購買行動が変わりつつあります。
一言で表現すれば、「モノからコトへ」生活者の関心が移ってきています。
そこで私たち絆すてーしょんでは住まいをリフォームすることで
どんな暮らし方(コト)ができるのかをお客様と一緒になって考え実現するのがお仕事と考えております。
そこで私たちの立ち位置を表す役職として「コト設計士(商標登録済)」と名付けました。
お客様一人一人がそれぞれ興味あることが違います。
その人の興味あることに、興味のある情報を伝えそれを形にすることで
お役に立つことが私たち「コト設計士(商標登録済)」の役割だと考えます。
コト設計士を名乗るからには、お客様の期待を超えるという高いハードルを乗り越えなければなりません。
コト設計士は常にお客様のご要望にお応えするために、日々研鑽しなければなりません。
スタッフ一同、昨日よりも一歩でも成長するよう刺激し合う関係でいたいと思います。
最後までお付き合いいただきありがとうございます。
かっこよい成人とは
- 投稿日:2017年 1月10日
- テーマ:
「みやざき中央新聞」という、月4回発行される新聞があります。
その中で編集長である水谷謹人さんの社説には本当に心を揺さぶられます
2011年1月24日の社説は、成人式について。
スタッフとして成人式に関わった人たちからの話が基になります。
暴れる子もいなくなり、後ろから見ていた分には素晴らしい成人式だったが、
前から見ていると、話や演奏を聴く態度がとてもひどかったようです。
着物やスーツ姿でいっぱいの会場にクロネコヤマトの制服を着た若者が入ってきました。
人手が足りず、上司から「成人式には配達の途中に行ってくれ。その服で堂々と行って来い」と言われたそうです。
受付の人から記念写真の説明を受けると、若者は「いやぁ、この格好だから記念写真は結構です」と断りました。
そのとき、受付の女性が言いました。
「何言ってるのよ! あなたが一番かっこいいですよ」
「よくぞ言ってくれたと思う」と水谷さんは書いています。
若者は聴く姿勢もよかったとのこと。
記念写真を見た水谷さん...
「緑色のジャンパー姿の若者が、誰よりも誰よりもかっこよかった。」
形だけの着飾る成人式はもうやめませんか!