社会全体のパイが小さくなっていく時代に

  • 投稿日:2017年 12月16日
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瀧本哲史氏
 若手の経済評論家の中からは、「既得権益を握っている高齢世代から富を奪え」とういう意見も聞かれるが、社会全体のパイが小さくなっているときに、世代間で奪い合いをすることには意味がない。才能がある人、優秀な人は、パイを大きくすること、すなわちビジネスに行くべきだ。
 パイ全体が縮小しているときに、分配する側に優秀な人が行っても意味がない。誰が分配しようが、ない袖は振れないからだ。社会起業家とか公務員という選択は、社会に富が十分にあって分配に問題がないときなら意味があるだろう。だが分配する原資がなくなりつつあるのが、今の時代ではないだろうか。

これを読んで小賢しく分配する側に廻るのではなく、パイを大きくするにはどうしたら良いのかを考え行動する人材こそがこれからの時代に求められている。

単なるオリンピック特需ではなく、今後の建築業界のパイを大きくするのがリーダーの役割である。


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