顧客目線のリノベーション
先日取引先の社長から本をご紹介いただいた。
「徹底的に考えてリノベをしたら、みんなに伝えたくなった50のこと」
ダイヤモンド出版 ちきりん著
著者のちきりんさんが、自宅マンションをリノベーションした過程で
施主の立場から感じた事をまとめた本である。
紹介してくれた社長は、
「これまで完全なる顧客目線で書いた本はないと思う」
私に紹介してくれた。
読んでみて基本的には、都会のマンションリノベーションに
ついて書かれています。
実はマンションのリノベーションには多くの制約があり
このことを施主様自身が分かっていません。
【マンションはスケルトンにすると何でもできる!】
などという根拠なき常識が巷に蔓延しています。
私たち施工業者の立場から読んでも
「そうそう!そこをお客さまに分かって欲しい!」
と共感する内容の本でした。
リノベーション(大型改修工事)は
施主様と建築業者が共に創出した価値を分け合う
共同プロジェクトである
単なる物の販売であれば等価な価値を
売り手と買い手が交換するのですが、
コトを売るリノベーションでは
共に創り上げるということに
共感した私でした。