年末の風物詩 餅つき



d8d3c482-c6ab-460f-852a-1e1e9b24166f.jpg

餅つきは昔、日本の年の暮れの風物詩のひとつでした。
我が家では、毎年恒例行事として餅つきをし、
鏡餅やのし餅を作っておりましたが、
今年は妻も忙しくどうも餅つきはできそうにありません。

さて餅つきは、12月28日か12月30日に行うことが多いですね。
祖母が生きている時に、29日は「苦持ち」といい、
九が苦に通ずるから縁起が悪いと再三聞かされておりました。

逆に福(29[ふく])をもたらすといって、この日に餅つきをするお寺もあるそうです。

我が家の息子たちが小学生の頃までは、臼と杵で本格的に餅つきをしました。
私は杵を振りお餅をつく係、母は方言で「えんどり」といってお餅をひっくり返す係です。
二人は息を合わせながら、ついては餅を返し、むらなく、きめ細かくつきあげます。
えんどりする人はぬるま湯で手を湿しながら、餅を折り畳むようにします。
この餅を折り畳む時に空気も一緒に混ぜ込まれることで、ふんわりとしたお餅に仕上がります。
餅を焼いた時に風船の様に膨らむのは、中に空気が入っている証拠なのです。
このえんどりの少ないお餅は、空気が入らないので硬い餅となるのです。

 母が介護を必要としてからは、えんどりも出来ないので
餅つき機械を使用して年末恒例行事を続けてきました。
機械を使ったお餅の肌は、どうしてもむらができニキビ面になります。
臼でついた餅は、その名の通りもち肌で美しいものでした。

 母が亡くなって10年、機械での餅つきも今年で

途切れそうです。またひとつ風物詩が消えていきますね。


採用情報

絆すてーしょんお役立ち情報

  • 日本で唯一のコト設計士 住宅という「モノ」を売るのではなく、暮らしという「コト」を設計します。 詳しくはこちら
  • 家族みんなが健康で快適に暮らせる家 人生100年時代、年を取るのが楽しくなる家に暮らしませんか? 詳しくはこちら
  • 最新チラシ情報
  • よくある質問
  • リフォームの流れ
採用情報