トルコと日本の深い関係・エルトゥールル号遭難事件

  • 投稿日:2023年 2月 9日
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今回のトルコ南部地震を遠い国の出来事、日本とはあまり関わりがないように
感じる人もいるかもしれません。ところがトルコは親日国といわれており、
日本とトルコが交流するきっかけになった「エルトゥールル号遭難事件」があります。

エルトゥールル号は、1887年にオスマン帝国から日本に派遣された船で、
600名を超える特使が乗っていました。事件が起こった場所は和歌山県の串本町の沖合。
日本に近づいていた台風の影響でエルトゥールル号が岩礁に衝突し、沈没してしまったのです。

エルトゥールル号が日本での責務を終え、帰路につくタイミングでした。
この事故によってほとんどの乗員は海へ投げ出され、500名を超える死亡者と行方不明者が出ました。

このとき、和歌山県の串本町の近隣で村民が協力し、捜索や救助、介抱を行っています。

海岸には大勢の遺体が打ち上げられました。その中に紛れた生存者を見つけては、
息絶えないよう自らの体温で温める人もいたのです。
亡くなってしまった乗員は村民たちによって手厚く葬られ、
生存者には心づくしの介護が続けられました。
結果として587名の命が犠牲になりましたが、69名は無事に救助することができたのです。

後日、この事件を聞いた日本政府は生存者を東京に移送し、
医療機関での治療を行って全員が快方に向かいました。
最終的には生存者全員を日本政府が故郷まで送り届けています。

オスマン帝国は、このときの日本人による救助活動に大きな感銘を受けたといわれています。

 事件が起こった串本町では、犠牲者を弔うために建てられた慰霊碑の前で、

今でも5年ごとに追悼式典を行っています。凄いことですね。

 報いを求めない行動があってこそ、2つの国の間に友情が芽生えたのです。

        石川シュウジ

PS.トルコ南部地震に寄付や義援金をお願いいたします。


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