なぜ断熱材が効かないのか?(その1)



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在来木造住宅では、ほとんどの住宅でグラスウール断熱材が施工されていますが
その断熱材が効いていません。
「我が家は断熱材で包まれているのに、寒いってどうよ???」
東北地方では、20年も前から北海道に学ぶと言いながら未だに同じことを繰り返していますので
今更ですが、今一度基本に戻って断熱のお話をいたします。
一番の原因は、壁(外壁、間仕切り)と、床、天井との取り合い部にあります。
暖房時、室内の暖かい空気で、壁内の空洞部の空気も暖められ、上昇気流が発生し小屋裏に抜けていきます。
その結果、室内のお暖かい空気や、1階床下の冷たい空気が壁内に吸いこまれていきます。
 これにより壁内では気流が生じ、室内の熱を大量に小屋裏に流出。
また室内の暖かい湿った空気が、壁内に侵入するので壁内結露や小屋裏結露が生じます。
この現象は寒冷地ほど激しく起きますが、日本中で程度の差こそあれ発生してると考えられます。
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 このような現象は外壁だけなく、住宅内部のいたるところで発生しています。
上図のように、間仕切り壁の内部を冷気が通り抜け、小屋裏に入り込んだ湿気と冷気によって、小屋裏空間で結露を発生させる場合もあります。

冬季に暖房を入れ室内を暖めます。コンセントに手を当てて風を感じることがあれば間違いなくこの現象です。
さっそく自宅で試してみて下さいね!
続く・・・


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