私憤と公憤

  • 投稿日:2017年 7月21日
  • テーマ:理念


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松下
幸之助さんは、日本の将来を考えると夜も眠れなかったといいます。

昭和57(1982)年の師走、夜10時頃。松下̪氏はベッドで横になってつぶやいた言葉。当時87歳。
「政治が、国民に甘えている。けど、国民も政治に甘えている。政治と国民が甘え合っているところに、日本の危機があるわね。このままいけば、諸外国よりも必ず悪くなる。そういう危機感がないな。政治家も国民も、まあ、なんとかなる程度でしか考えていない。いまに、日本はとんでもない状態になる」
「楽しいはずの食事が、あんまり楽しくなかったな。日本が心配やと、そればっかりが気になってな、
朝まで眠れんことが、このところ続いとるんや」

松下さんは「怒りを持たなくてはいけない」と別の機会に話している。
これは、単なる個人的な感情、いわるゆる私憤ではない。
もっと高い立場に立った怒り、つまり公憤をいっている。
指導者たるもの、いたずらに私の感情で腹をたてるということは、もちろん好ましくない。
しかし指導者としての公の立場において、何が正しいかを考えた上で、これは許せないということに対しては大いなる怒りを持たなくてはいけないといっている。
一国の首相は首相としての怒りを持たなくてはならないし、会社の社長は社長としての怒りを持たなくては、ほんとうに力強い経営はできないといっている。
難局に直面しているとき、私たち指導者はすべからく私情にかられず、公のための怒りを持って事にあたることが肝要です。

私も年を重ねる毎に怒ることが少なくなってきている。
それは私憤であって、会社は社会の公器と捉えた場合は
公憤は常に持ち続けなければならない。


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