緒方貞子さんを悼む

  • 投稿日:2019年 10月30日
  • テーマ:理念


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過去にオックスフォード大学出版局は、教育関係者を中心とした319名を対象に
「グローバル人材育成に関する意識調査」を実施している。
調査は2015年10月、319名から有効回答を得たという。

その中で「グローバル人材」と聞いて思い浮かぶ人物について聞くと、
最も多かった回答は「緒方貞子 国連難民高等弁務官」。
次いで「国際連盟の事務次長新渡戸稲造」が挙げられた。

10月22日、緒方貞子氏が他界したニュースを聞き
私もショックを受けている。
24日(日)妻とたまたま緒方貞子さんの
話しをしていたので尚の事ビックリしてる。
私の高校の同級生に上智大学で緒方貞子さんに師事した
女性がいて、その彼女のことを話していたからだ。

私はこれまでの緒方さんの活動は
岩手県出身の新渡戸稲造先生と重なることが多いと思う。

二人とも私利私欲がまっく無いために、
正しいことを正々堂々と話し行動することができた。

「やり方」ではなく「あり方」を自らが示すことで
周囲からの信頼を得てきたことが想像に難くない。

改めて世界に通用する日本人がいなくなってしまった。

緒方さんの勇気ある行動で、一体どれだけの人命が救われただろう。
どれだけの人々が希望を抱いて生きることができただろう。
そして、今を生きているだろう。

残念なことに、そうした緒方さんの真髄を知る日本人は少ない。
多くの日本人にとって緒方は、「国際社会で有名になった日本人」
と言う低レベルな理解に留まっている。

いまだに難民の保護に無関心である日本。
日本政府の対応を「小切手
支援」と緒方さんは批判していた。

緒方さんの志や思想を日本社会に浸透することが
今後は重要になってくる。

さて緒方貞子さんに師事した同級生の話を
北上市民大学に呼び緒方さんの神髄を聞いてみたいものである。

合掌








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