息をするように祈る
3月11日、祈りの一日ですね。
日本語「いのり」の語源は、「生(い)+宣(の)り」
つまり「いのちの宣言」になります。
いのちを根源から宣り出すこと、
いのちを生き生きと生きること、
それが「いのり」本来の意味になります。
「生きること」の基本である「息をすること」を自覚することが、「いのり」になります。
現代の私たちはついつい日々の生活に追われて
息をしていることを忘れていることがあります。
私も気が付いたら息を詰めて働いている、
そんなことがままあります。
震災から10年の年月が経ちました。
震災当時何気ない日々がいかに特別な一日であったかを
思い知らされました。
改めて息をするように祈る、祈るように息をする。
大切な命を何に使うかを宣言するのが「いのり」です。