北上市合併30周年「思川桜の思い出」
- 投稿日:2021年 4月18日
- テーマ:その他
北上市内は今各地で桜が満開です。
北上市は今年2021年はトリプルアニバーサリーの記念すべき年に当たります。
「展勝地開園100周年」「第60回北上・みちのく芸能まつり」「市制施行30周年」という3つの周年が重なっています。
今回ご紹介するのは「市政施工30周年」の思い出です。
1981年3月31日に、合併前夜祭を開催しました。
旧北上市、和賀町、江釣子村の青年団体
・北上青年会議所
・北上商工会議所青年部
・北上市農協青年部
・和賀町商工会青年部
・和賀町農協青年部
・江釣子商工会青年部
・江釣子農協青年部
7つの団体が集まり北上青年団体連合会を結成し、
新制北上市の門出をド派手に祝いました。
30年前はまだまだ地域住民には、対立的な感情があったものです。
そこで3市町村を連なって流れる和賀川堤防で
市民9万人が手をつなぐことを企画。
3月31日のまだ肌寒い午後に
「9万人のハンドインハンド」と称して
住民が手をつないだことが思い出されます。
当時私は29歳、その実行委員会の事務局をしておりました。
事務局は裏方なので、現場事務所にこもりきりでしたので
お祭りの様子を全く覚えておりません(笑)!
その祭りの事後事業として
和賀川堤防沿いに桜の苗木を植える企画がありました。
「思川(おもいがわ)」という新しい品種の苗木を購入し
農協青年部のメンバーの休耕田をお借りして数年育成。
多分5年程成長させてから堤防に移植したものです。
植樹する際にも市民の皆様の手をお借りし
自分の記念樹として育てるためにネームプレートを
つけておりました。
この写真の木が我が家の長男の名前をつけておいた桜になります。
とうの昔にプレートは無くなりましたが
毎年近くを通るたびに、眺めてはその成長を
楽しみにしております。
「思川(おもいがわ)」は赤い花をつける桜で
「ソメイヨシノ」とは趣が異なります。
是非一度、この桜に込められた合併当時の青年の思いとともに
ご覧になって欲しいと思います。