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ヒートショックのメカニズム
- 投稿日:2022年 1月21日
- テーマ:ぺっこ暖 / アンチエイジング・ハウス / 住まい / 理念
お風呂からなかなか出てこないと思っていたら中で倒れていた!
私の身近な知人にも数人事故に合われている方がいますので、
とてもショッキングな出来事です。
過去には入浴中の急死者数は約19,000人と推計されたこともあり、
その原因の多くがヒートショックだといわれていますので、
誰にでも起こりえる身近な出来事なのです。
そもそも、ヒートショックはなぜ起こるのでしょうか?
冬場は長時間暖房の効いた部屋の中にいることが多くなります。
断熱の効いていない古い住宅では、
浴室や脱衣室は外の気温とほぼ変わらない寒さになります。
暖かい部屋からお風呂に入ろうと部屋を出ると、
自律神経の働きにより体が外気の寒さに対応しようとして
血管が収縮し、血圧が上がります。
しかし、お風呂に入って浴槽に浸かると、
今度は浴槽の熱いお湯に対応しようとして血管が広がり、
血圧が下がることになります。
浴室へ向かう際に上昇した血圧が、
熱いお湯に浸かることで一気に低下してしまうのです。
このように、寒い日の入浴は血圧の変動を短時間に繰り返します。
こうした急激な血圧の変動によって心臓に負担がかかり、
脳卒中や心筋梗塞につながってしまうと考えられています。
これがヒートショックのメカニズムといわれています。
ヒートショックと聞くと、自分とは余り関係のない
事のように思っている人が多いと思います。
まずは身近な問題であることを認識しましょう!
明日からは、その対策をお知らせいたします。
石川シュウジ