判断基準を持っていますか
- 投稿日:2022年 12月21日
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今朝から嬉しい出来事がありましたので、報告いたします。
朝会社の前に一台のタクシーが止まります。田舎は車社会なので、
会社にタクシーで乗り付けることは年に数回という珍しい出来事なので、
私は誰が来たのかと車内を見ます・・・
すると20代でアルバイトのKさん。運転手さんに料金を払っているところです。
このKさんは、車の免許はありますが雪が積もる冬になると
公共交通機関(電車とバス)を使っての通勤となります。
雪道の運転が心配ということも影響しているようです。
今朝出勤時間より前に、Kさんから電話があり「バスが遅れているので遅れます」と
電話があったばかりでしたので、ビックリします。
降りてきたKさんにタクシーを使った理由を聞くと、
「出勤時間を守りたいから。もしも遅れても最小限度に押さえたいから。」
と返ってきます。
タクシー料金を聞くと、Kさんの時給とほぼ同じ金額。
感動した私は、Kさんの行動を褒め、かかった料金をKさんに手渡します。
お金を貰えると思っていなかったKさんは、「ありがとうございます」と口にしながら
笑顔でお金を受け取ってくれたのです。
公共交通機関の遅れによる遅刻は、Kさんの責任ではありません。
しかし「自分の仕事を全うするためにはどうすればよいのか?」、
この問いを自分に向けて、出した結論がタクシーでの出社なのです。
困った時、Kさんの判断基準はお金ではなく、
人のお役に立つこと、自分の仕事を全うすること、
仲間の負担を減らすことだったのです。
「Kさんの口癖は、毎日仕事楽しいです!」
朝から感動の一日となりました。
石川シュウジ