すべての企業がライバル
私たちの会社のライバルは、日本の企業すべてである。
そんなことはない、うちの会社のお客様は近隣市町村の方だ。
せいぜいライバルといったって同業のA社、B社、C社くらいだ。
と思っていると既に「顧客満足競争」から脱落しているといえるのです。
サービスがお役様満足の中でも大きなウエイトをしめる今では、
地域内の同業者はライバルの一部でしかありません。
お客様が弊社に電話をかけたとします。
その事前期待値はどこからきたものだろうか?
銀行からレストランに至るまで、あらゆる会社に電話をかけた時の
満足感がきっと基準になっているはずです。
あるいは店頭接遇の事前期待はどうだろうか?
カーディーラーから百貨店に至るまでのあらゆる接遇体験が、
満足度のベースとしてお客様の感性に刻みこまれているはずです。
昨日までと同じサービスをしているのに、お客様が不満を感じ、
そして去ってしまうのはなぜか?
その理由を自分に置き換えてみると、日本全国のあらゆる企業やお店で、
我が社よりも高い満足度の体験をしてきたからに他ならないのです。
私たちの会社のライバルは、
リフォーム工事店やデイサービスではなく、
ディズニーランドであり、
ザ・リッツ・カールトン大阪であり、
アスクルなのです。
石川シュウジ