アイリスの由来
- 投稿日:2023年 5月 4日
- テーマ:その他
明日5月5日は、こどもの日ですね。我が家では、子ども達が幼い頃はお風呂に
ショウブを浮かべ武運を祈ったものです。
私の自宅の近くに、菖蒲田(しょうぶた)という地名があります。
現在は長沼に統一されていますが、年配の方には菖蒲田の方が
しっくりくるのではないでしょうか。湧水地でもありますから、
きっと田んぼの周りには菖蒲が沢山生え綺麗な場所だったと想像します。
さてこのショウブには、ハナショウブやあやめ、カキツバタ、
アイリスなどの種類があります。
ホームセンターを覗いてみると、主に売られているのはジャーマンアイリスでした。
アイリスと言えば東北人にとってアイリスオーヤマが頭に浮かびますが、
そのアイリスの由来が気になり調べてみました。
アイリスの名前の由来は、ギリシャ神話に登場する
「イリス」という名の女神からつけられています。
全知全能の神・ゼウスの妻・ヘラに仕えるイリスは、
ヘラにとても可愛がられていました。しかしゼウスがイリスを見初めてしまい、
困ったイリスは「私をどこか遠くへ行かせてください」とヘラに懇願しました。
ヘラはイリスに七色の首飾りをつけ、髪の毛にお酒を3滴垂らし、虹の女神に変身させました。
虹の女神であるイリスは英語で「Iris」となり、花の名前のアイリスとなりました。
種類によっては虹のようにたくさんのカラーが楽しめ、
レインボーフラワーと呼ばれることもあります。
アイリスの花言葉の中で、最も代表的な花言葉は「メッセージ」です。
「恋のメッセージ」として扱われることも多く、虹の女神イリスが虹を
渡りメッセージを運んできたことに由来しています。
また、「吉報」「良き便り」「希望」などの花言葉もあり、
どれも女神イリスにちなんだ花言葉です。
ちなみにアイリスオーヤマの社名は「お客様との虹の架け橋になりたい」
との思いを込めた社名だということで名付けられました。
とても素敵な由来ですね。
石川シュウジ