バカと無知

  • 投稿日:2023年 6月 3日
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 橘 玲(著)「バカと無知」なんと過激タイトルの本だろうか。

・バカは自分がバカであることを気づいていない。なぜならバカだから。

・バカは知らないことを知らない

私はこの本を読み始め、「バカって、どうしようもないなあ!」
とほくそ笑んでいたのも束の間、自分がバカであることを
認識していないのはないかということに気が付く。
これは笑える。

 この本の中では、「やっかいな自尊心」について多くの紙面を割いている。
人間は社会的な動物であるが、生物として生存競争を勝ち抜き、
子孫を残す為には、常に相手より有利でいたいという感情がある。
これが様々な場面において、やっかいを引き起こす「自尊心」として取り上げている。

 自尊心は自己肯定感とも言われるが、相対的な評価であるために
その場面場面で変化するもののようだ。
「美人って得だよな!」と周囲が考えても、美人は小さな時からチヤホヤされているので、
それが当然のことであるために自分が幸福だとは思っていない。
人間は環境に慣れしまい、次第に当たり前のことだと考えるようになっていく。

 

 近年の脳科学では、自分より下位の者と比べる下方比較では報酬を感じ、
上位の者と比べる上方比較では損失を感じることが分かっている。

 ネットニュースでアクセスを集めるのは「芸能人と正義の話題」。
SNSで不道徳な者がさらし者にされるのは、「正義の鉄槌」で自分より
優れた者を蹴落とすことが、最大の娯楽だからである。
自分は正しい。

 

 人間の本性から世の中を見ると、残酷な真実が見えてくるようだ。
このように知ったかぶりをするのもバカだから。
 石川シュウジ

                              


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