多聞院伊澤家と中尊寺ハス
- 投稿日:2023年 6月 4日
- テーマ:その他
昨日(日曜日)は朝から快晴。自転車で西和賀町の温泉を目指して我が家を出発。
国道107号線を西に向かう。途中岩沢の綱取断層を過ぎると風が強まり、
時折突風が吹きふらつく。後ろから追い越す車両にぶつかりそうになった為に、西和賀を断念する。
そういえば近くに多聞院伊澤家(国指定重要文化財)があることを思い出し、立ち寄ってみる。
ここには平泉の中尊寺から株分けしていただいた「中尊寺ハス」がある。
(中尊寺ハスの咲く池)
昭和25年、中尊寺金色堂内におさめられている藤原氏のご遺体四体が学術調査された。
その際、第四代泰衡の首桶から、80粒ほどのハスの種が採取され、
その一部が発芽し開花に成功。その株分けされたものが、伊澤家の池に植えられている。
例年7月中旬に咲くと、管理しているおばちゃんが話かけてくる。
(竜を表した漆喰彫刻の欄間)
伊澤家の裏には、久那斗神社里宮がある。和賀の仙人峠にある久那斗神社奥宮は、
金を運んだ秀衡街道と呼ばれる古道の最大の難所であった場所に、
藤原秀衡が先祖の霊を仙人大権現として鎮座したと伝えられています。
この街道沿いには鷲之巣金山や畝倉山・明戸山などの金山跡もあり、
平泉の栄華を支えた「黄金の道」とも称されます。
ご先祖様を仙人大権現として鎮座させるに相応しい、
重要な場所であったことが伝わって来ますね。
次回は7月中旬に中尊寺ハスが咲くころに、行ってみたいです。
石川シュウジ