日本は「思いやり指数」最下位
イギリスの慈善団体「Charities Aid Foundation」(CAF)が発表している
「世界人助け指数ランキング2020」では、世界114ヵ国中、
日本はなんと114位の最下位になります。
この「人助け指数」は「寄付」や「社会貢献」、
そしてそれを支える「思いやり」を指数としたものです。
日本はおもてなし大国ではあるが、
思いやり指数は世界最低レベルといえます。
この背景には、身内に優しく、知らない人には厳しい日本人の
「ムラ意識」が大きく関係してるのではないでしょうか?
つまり「おもてなし」とは、お客様に対する気づかいであり、
「思いやり」の対象となるのは自分たちの身内の人になります。
この思いやりの対象となる人たちにも、日本では優先順位づけがされています。
例えば途上国支援への批判などが良い例です。
「海外の人たちを助けているヒマがあったら、
日本のホームレスや障害者を支援しろ」などという批判です。
社会的弱者の支援において、国内・国外を分けて考えるのは日本人だけではないでしょうか。
むしろこの「身内優先文化」が「世界寄付指数」の順位を
大きく下げている原因ではないかと私は考えます。
そこで何かとマイナスのイメージが付く「おせっかい」ですが、
私はプラスにできないかと考えました。
本来「おせっかい」とは、相手のことを「思いやり」実践行動するものです。
日本人の幸福感を上げるには、「おせっかい」に光を当て、
見て見ぬふりをする傍観者を減らすことが重要と考えます。
そこで私は、2020年(一社)日本おせっかい達人協会を
立ち上げたのです。
理事長 石川シュウジ