日本のイジメは4層構造
日本のイジメでは4種類の人間で構成されています。
「いじめられる人」、「いじめる人」、「はやしたてる観衆」、「無関心な傍観者」になります。
いじめは力の強いものが弱いものを攻撃することを指しますが、
この4層構造は欧米ではあまり一般的ではないようです。
この4層構造理論から私たちが考えなければならないことは、
「いじめはみんなに責任がある」といった道徳論ではないのです。
実はいじめは決して個⼈間に⽣じるトラブルではなく、環境的に形成されているのです。
そのことを認識した上で、対策を取らないといけません。
それでは何故日本は4層構造になるのでしょうか?
私はこのイジメの環境は、そのまま日本の「ムラ」社会と同じだと考えます。
「ムラ」の「構成員」は、基本的に同質でなければなりません。
「構成員」の「個」が際立つことは歓迎されません。
「ムラ」では慣習や前例が重んじられ、「空気」という名の不文律によって秩序立てられ、
「構成員」はその不文律に忠実であることが求められています。
「ムラ」の求める同質性のストライクゾーンから外れてしまうと、
「シカト」や「村八分」が起こるのです。
私はこの日本に蔓延している「ムラ」意識を、根底から変えるために
「日本おせっかい達人協会」を作りました。
見て見ぬ振りする傍観者を無くしたいのです。
理事長 石川シュウジ