南三陸311メモリアル
- 投稿日:2022年 10月 6日
- テーマ:その他
本日、思い立ったら吉日ということで、宮城県の南三陸町まで行ってきました。
知人に依頼事があり、どうしても会ってお願いする必要があったからです。
この件はあっさりと承諾され、「わざわざ来なくても良かったのに」と諭されるほど。
(正味5分の交渉でした)
帰り際に知人から、「南三陸町東日本大震災伝承館見てね!」と言われ、早速訪問。
伝承館の一つとして10月1日に「南三陸311メモリアル」がオープンしたばかり。
木材を放射状に配置したデザインが映えます。
館内に入ろうとするが、まず入口が分からない。
結局施設を一周することになってしまったのです。
館内に入るとスタッフらしき若い男女が二人。
会釈をするが特に案内もない。
初めてなので、施設内の間取りが分からない。
とにかく直感的に分かりやすいデザインではないと思う。
帰社してからこの違和感を解決しようとネットを検索。
施設を設計したのは建築家隈研吾氏ということが分かってきた。
どうりで国立競技場のデザインとどこか似ている。
隈研吾氏によると「海と山、過去と未来をつなぐ船」をイメージした外観。
船首の側面に見立てた外壁に木板を斜めにあしらい、先端には展望デッキを設けた。
屋根を共有する別棟の間からは、海と山を見通せるよう趣向を凝らした。
建物全体が鳥居になっているとオープン記念で説明。
(河北新報のオンライン・ニュースより)
*この隈氏の設計コンセプトは、施設のパンフレットには載っていません。
私の感想は、説明しないと分からないデザインって何だろう?
「メモリアル」という言葉にフワッとした違和感を覚える。
鎮魂祈念館ではないのだろうか?
生きるってそんなものだろうか?
石川シュウジ