販売から114年「サクマ式ドロップ」廃業
- 投稿日:2022年 11月12日
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赤色の缶に入ったキャンディー「サクマ式ドロップス」を造る
佐久間製菓(東京都豊島区)が、2023年1月20日で
自主廃業することが報道されましたね。
私はこの缶をみると、「火垂るの墓」のワンシーンを思い出します。
兄の清太が、妹節子のドロップ缶に水を入れてドロップ水を飲ませる場面です。
泣けてきます。
戦後生まれの私にとって、これまでひもじい思いをしたことがありません。
しかしこのアニメを観る度に、ほのかに甘い香りがする水を大事に飲む節子の
嬉しそうな顔が、いつも印象に残ります。
本日、デイサービスで使う洗濯バサミを購入するために
100円ショップに行くと、この「サクマ式ドロップス」が
目に飛び込んできます。
これもご縁を思い1缶購入し、早速口にほおり込みます。
懐かしい味が口いっぱいに広がっていきます。
ドロップを舐めながら思い出したことがあります。
それは白いドロップは苦手でいつまでも残っていたものです。
ハッカ味は子どもの私にとって美味しいと思えなかったのです。
祖母がお土産で買ってくる京都の「八ツ橋」も苦手でした。
今このハッカ味のドロップを食してみると、美味しいですね。
十分大人になったようです(笑)!
現代の日本では年間約2,759万tの食品廃棄物が出されています。
逆に世界では飢えと貧困によって、
毎日2万5000人の人々がなくなっています。
当たり前の反対は、有り難いという感謝の心になります。
私たち日本人は、感謝欠乏症に掛かっていることを
自覚しないといけないようですね。
石川シュウジ