知らんけど
- 投稿日:2022年 11月13日
- テーマ:その他
11月4日、年の瀬の風物詩「ユーキャン新語・流行語大賞」の候補が発表されましたね。
その中に関西では、おなじみの言葉「知らんけど」がノミネートされています。
私は大阪の友人が多く、この「知らんけど」を使う文化が好きです。
使い方は、文末に付けて、断定を避け、責任も回避する言い方になります。
関西の方は、自分のハッキリ意見を言いますが、最後は煙に巻いて責任逃れします。
私はいつも感心して聞いています。
一方東北の人間は、意見があっても周囲の空気を読んで話しません。
自分が責任を取りたくないために、忖度してしまうのです。
会議が終わった後に、こっそり言う方が多いようです。
特にお酒が入ると雄弁になるところが東北人らしいところでもあります。
どちらも責任を逃れるための文化になります。
しかし話をするには目的があり、その目的を達成させる為には、
多くの意見があった方が見落としも少なく結果的に良い方向に進むような気がしています。
きっとまとめ役は大変でしょうけど。
それでも自分の意見を言う関西の人の方が、私は付き合いやすいと思っています。
上の表は、関西弁の「知らん」6段活用になります。
こんなにニュアンスを使い分けている関西人は、
大雑把に見えても実は繊細なのかもしれませんね。
知らんけど!
石川シュウジ