のぞみはありませんが、ひかりはあります 

  • 投稿日:2023年 8月29日
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心理学者の河合隼雄さんの逸話をご紹介いたします。

学会で出張していた河合さんに、患者さんから自殺をほのめかすような切羽詰まった電話が入ります。
学会終了後、自分が駆け付けたからといって何ができるのかと思いながらも、足早に駅に向かいます。

夜遅い時間に新幹線の切符売り場に到着。すると駅員さんに、「のぞみはもうありません」といわれて絶句した河合さん。その後に「ひかりはあります」といわれ、なんと素晴らしい言葉だと感激されたそうです。

思わず、「望みはないけど、光はある!」と大声で繰り返す河合さん。
そうしたら駅員さんが「あっ、"こだま"が帰ってきた。」とつぶやいたとのこと。

駅員さんも終電近くになり「のぞみは終わり、ひかりならまだあります」と事実を述べただけなのでしょう。

これを仏教的に解釈すると、わたしたちが希望(のぞみ)を失っても、
仏さまの「ひかり」はわたしたちを照らしていると受け取れます。

実は私たちは、ちょっとした言葉に勇気を貰う時があります。
まずは自分が世の光となって、半径5m程の周囲を明るく照らすことはできるはずですね。

     石川シュウジ


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