民族滅亡の三条件
- 投稿日:2023年 8月23日
- テーマ:その他
「自国の神話や民話、歴史を学ばなくなった民族は100年以内に必ず滅びる。」
これはイギリスの歴史学者、アーノルド・J・トインビーの有名な言葉です。
今年で終戦から78年、直接戦争を体験した人々も高齢化し、当時の様子を聞くことも少なくなりました。
大東亜戦争後、我が国が連合国の占領下にあったとき「歴史的事実ではない」
「創作された物語に過ぎない」「科学的ではない」などの理由で、
『古事記』『日本書紀』は「学ぶに値しないもの」とされたのです。
トインビーは、更に民族が滅びる3つの条件を上げています。
1.自国の歴史を忘れた民族は滅びる。
2.すべての価値を物やお金に置き換え、心の価値を見失った民族は滅びる。
3.理想を失った民族は滅びる。
現在の日本の状況を省みると、この全てに当てはまり背筋が凍り付く思いがします。
神話や民話というものは、必ずしも史実だけが書かれたものではありません。
しかし私たちは今一度、「日本人とはどういう民族なのか」
「日本人がはるか昔からもっている価値観や行動原理とは何か」
ということを考えてみる最後のチャンスなのです。
100年以内に滅びることから逆算し、私たちに残された時間は、最大で22年。
まだ間に合うと思い、この通信を書いています。
石川シュウジ