朝青龍・モンゴル人の考え方
- 投稿日:2023年 6月13日
- テーマ:その他
2013年6月、モンゴルのウランバートルである出会いにビックリしたことを思い出した。
政府宮殿 (国会議事堂)があるスフバートル広場で、私たち一行が記念撮影をしていると、
「君たち日本から来たの?」と声を掛けられた。振り向くと朝青龍さん。
「一緒に写真を撮ろう!」と流暢な日本語で満面の笑顔とともに近寄ってきた。
日本国内では、ダーティなイメージが付きまとう朝青龍さん。
しかしモンゴルでは全盛期の嵐とAKB48を足した位の絶大な人気を誇っている。
言動も合わせて、真にスーパースターというに相応しいオーラをまとっている。
モンゴルにも、商工会議所や組合等の様々な団体があるが、
どれも上手くまとまらないと現地ガイドさんが話す。
日本人みたいに周りの空気を呼んで丸く収めることがないようだ!
モンゴルの大平原で暮らしてきた遊牧民族。
360度見回してもゲルがポツンと数軒見える世界。
ここで頼りにできるのは、自分の力と家族だけ。
どうしても自分でやらねば生きていけない。
団体や組織で行動する場合は、丸く収めるよりも先に「俺が!」が出てくる。
和を尊ぶ農耕民族の日本人。個の強さを信じる遊牧民族のモンゴル人。
同じモンゴロイドのDNAを持ちながらで環境が異なりと、性格も違ってくる。
現在の朝青龍さんは、実業家、モンゴル国民投資銀行(NIBank)の経営者、
評論家、映画俳優、慈善家として多方面で活躍している。
それではなぜマルチに活躍できるのか?
それにはモンゴル人の根底にある考え方があるからです。
続く・・・
石川シュウジ