SK 101グループ
- 投稿日:2023年 6月12日
- テーマ:その他
先週6月9日、10日と東京にある会社のベンチマーキングに参加してきた。訪問先の会社名を「つばさホールディングス株式会社」というが、この会社の代表である猪股浩行さんの講話に引き込まれてしまう。
彼の原点は1998年に企業した引っ越し屋。「感動とは相手の事前期待を超えること」をコンセプトに2006年「アクティブ感動引越センター」を立ち上げた。屋号に「感動」を入れること自体、お客様の事前期待が高まる訳であるが、それを超えた仕事をするという覚悟が名前に表れている。この小さな引っ越し屋さんが、2022年で40億円を超えるホールディング会社となっている。このホールディングスを別名SK101グループとも呼んでいる。
日本の産業界の企業数が380万社。2025年に社長年齢が70歳を超える企業が245万社。その中で後継者が不在と答えた企業が127万社もある。すぐ目の前に大量廃業時代が迫っている。そこにコロナ禍が追い打ちを掛け、廃業倒産のペースが上がり始めている。
彼は大きな夢がある。大量廃業時代に企業売買を目的とする事業再生ではなく、人を活かし、地域に根付いていく企業再生の受け皿となるM&Aをすること、つまり船団方式としてのホールディングスを推し進めることが、社会からの要請であると語る。
会社の発展が、自分の夢ではなく社会からの要請であるというところが凄い。どのような仕事であれ、世の中の困っているところの一隅照となることが原点であると改めて気付かされた。
SK101のSKとは、スーパー勘違いの略。
100の社会になくてはならない事業と、100
人のかっこいい社長を生み出すと、次の1が始まる
ことを101に込めている。
今社会に必要なのは、SKな社長なのです。
SKの一人・石川シュウジ