無財の七施 

  • 投稿日:2023年 6月26日
  • テーマ:その他


仏法の教えに「無財の七施」というのがあります。
財産がなくてお布施ができなくても、いつでも誰でも実行できるお布施のことで、
自らの心に巣食う「とらわれ」や「むさぼり」の毒を捨て去るための修業だそうです。

・眼施(がんせ): 慈眼施ともいい、悲しみに満ちた優しいまなざしで、すべてに接することをいう。温かい心は、自らの目を通して相手に伝わる。

・和顔悦色施(わげんえつじつせ) 和顔施ともいい、いつもなごやかで穏やかな顔つきで人や物に接する行為をいう。

・言辞施(ごんじせ): 愛語施ともいい、優しい言葉、思いやりのある態度で言葉を交わす行いをいう。

・身施(しんせ): 捨身施ともいい、自分の身体で奉仕をすること。身体で示すことで自ら進んで他のために尽くす気持ちが大切。

・心施(しんせ):  心慮施ともいい、他のために心をくばり、心底から共に喜び共に悲しむことができ、他の痛みや苦しみを自らのものとして感じ取れる気持ち。

・床座施(しょうざせ): たとえば自分が疲れていても電車の中で喜んで席を譲る行為のこと。競争相手にさえも自分の地位を譲って悔いなく過ごせることの意味もある。

・房舎施(ぼうしゃせ): 雨や雨露をしのぐ所を与えること。自分が半身濡れながらも、相手に雨がかからないように傘を差しかける思いやりの行為などをいう。

「地獄の沙汰も金次第」と言われますが、金がなくともできることが七つもあるのです。
まずは穏やかに過ごすだけでも、立派なことですね!

石川シュウジ


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