「損得」よりも「美学」



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先週のことであるが、少し残念な出来事があった。
会社の前の道路に水たまりができる程の雨が降っていた。
その水たまりの中に新聞紙を縛った物が落ちていた。
きっと廃品回収業のトラックが落していったのかもしれない。車が避けて通るので、少し交通の邪魔になっている。

 私が取り除こうとすると、スタッフの一人が新聞を取り上げて路上から片付けてくれた。
これは素晴らしいと声を掛けようと思った瞬間に、その新聞の束を歩道に置き去って社内に戻ってきた。

(その場で直ぐに指摘をすれば良かったのだが、人は見ていけないものを見ると何もできなくなるものだ。)

閉店後に私がその束を社内に持ち込み、倉庫内で広げて乾かし、後日ゴミ袋に回収している。
その回収する際に、そのスタッフは私の作業を自ら手伝い、謝罪してきた。
素直に謝るところが、その人の良い点である。
さてこのスタッフさんの行動を、皆さまはどう思うだろうか?
行動しただけでも立派なのだろうか?

ある会社が行動指針として掲げている合言葉がある。
「それ、かっこいいか?」。その会社の小冊子には、こう具体的に書かれている。

■「意思決定」の基準は「損得」よりも「美学」

意思決定のフィルターは、「法令(コンプライアンス)」「美学」「損得」の順番だ。

「法令遵守」は当たり前として、問題は「美学」と「損得」だ。

「美学」、それは人として正しいのか?

新入社員から見て尊敬される判断か?

子ども達に誇れる判断か?

この判断基準をブラさない「かっこいい大人」を目指す。とある。

目先の「損得」に曇った判断や行動は、尊敬を得られない。

そしてあなたの応援団も広がらない。特に子どもから見て

かっこいい大人になっていますか?

     石川シュウジ


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