日本人よ! 胸を張りなさい!




20150507-01.jpg

老台北(ラオタイペイ)こと蔡焜燦(サイ・コンサン)さん享年90歳が、
ご逝去されたのが2017年7月17日。早いもので6年が経過しました。

作家・司馬遼太郎の『台湾紀行』(『街道をゆく』シリーズ第40巻)の中で、
老台北(ラオタイペイ)と紹介されていることは有名なお話しですね。
私は7・8年前に台湾を訪問。本の中に書かれていた司馬遼太郎と蔡焜燦が初めて逢った、
台北の老舗アンバサダーホテルに宿泊したことがあります。
「台湾紀行」を片手にしながら、ホテルの中を散策し、
二人が出逢ったであろう場所を探したものです。

さて蔡焜燦さんは、大の親日家という範疇を超え、私たち日本人に
胸を張りなさいと日本精神(リップンチェンシン)を生涯貫いた方になります。

蔡さんの信条は、台湾総督府で戦前、民政長官を務めた後藤新平の言葉でした。

「金を残して死ぬものは下だ。仕事を残して死ぬものは中だ。人を残して死ぬものは上だ」

日本精神とは「社会という『公』に尽くす心」であり、蔡氏は1人でも多くの日本人や台湾人に、
私財をなげうって「公の精神」を伝えてきました。
蔡さんは数多くの「人」を残して、旅立って行ったのです。

蔡さんは、日本人として祖国を誇りに思い、そして台湾人となってからも
日本を愛し、憂い、励まし続けました。

 改めて「台湾紀行」を読みかえしてみたいものです。

          石川シュウジ

明日は、日本精神(リップンチェンシン)について書きます。


採用情報

絆すてーしょんお役立ち情報

  • 日本で唯一のコト設計士 住宅という「モノ」を売るのではなく、暮らしという「コト」を設計します。 詳しくはこちら
  • 家族みんなが健康で快適に暮らせる家 人生100年時代、年を取るのが楽しくなる家に暮らしませんか? 詳しくはこちら
  • 最新チラシ情報
  • よくある質問
  • リフォームの流れ
採用情報