ブランド化「神は細部に宿る」


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建築家のミース・ファンデルローエなどが言った言葉とされています。
この言葉の解釈は様々ありますが
「細かなディテールを疎かにしては全体の美しさは得られない」
「細かくこだわった細部こそが作品の本質を決める」と私は理解しています。

私たちの住宅リフォーム工事においても、モノづくりの本質は細部によく現れるものです。
特に数ミリの目地幅の違いや、壁のデコボコ、クロスの細部の仕上げなど
「細部へのこだわり」というのは大変重要な構成要素になります。

この細部へのこだわりはブランドおいても同様に考えることができます。
有名ブランドは品種、製法、売り方、見せ方といった細部にこだわり、
どこまでも完璧を追い求めた結果、高い付加価値により値段が維持されているのです。

私たちが日々環境整備をするのは、互いに同じ方向を見ながら
細部にこだわる訓練となるからです。

「そこまでするの!」基本価値の幅を広げることがブランド化につながります。

自分にとって大事なものは?


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私は最近シンプルな生活を望むようになってきました。
決して仙人の様な暮らしという意味ではありません(笑)
現在、「ミニマリスト」なる人々増えてきています。
余計なものを削ぎ落とし、大切なものにフォーカスすることで
より豊かな生き方につながると彼らは考えています。
私が好きな建築家の巨匠に、ルートヴィヒ・ミース・ファン・デル・ローエ(1886-1969))がいます。
彼は自らの作品に Less is more という考え方を貫きました。
ローエはシンプルなスタイルを推し進めた建築家であり、家具のデザイナーでした。
よりシンプルに、明確にすることが、よりいいデザインにつながる、という考え方を持っていました。
彼のいうレス・イズ・モアの意味するところは、
できるだけ少ないものに集中すれば、それをより生かすことができる、100%の可能性を引き出せる
ということです。それも、自分にとって大事なものに集中するところがポイントです。
それは決して、「部屋に何もなければないほど、人生の質があがる」という意味ではあ。
「物が少なければ少ないほどえらい」というわけでもありません。
もちろん、「もう何も新しいものを買ってはいけない」ということでもありません。
自分にとって大事なモノとは何か?
大事なモノに囲まれて暮らすことは一番の幸せです。
そのモノとは物理的なものに限る訳ではありません。
そのお手伝いをするのが、私たち絆すてーしょんの仕事になります。



ル・コルビュジェ「小さな家」

  • 投稿日:2017年 6月10日
  • テーマ:住まい

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コルビュジェが両親のために作った小さな家の間取りです。
間取りだけを真似てそのまま建築しても無意味なことです。
彼は両親の老後の安らぎの日を想定し図面を書きます。
ポケットにこの図面を入れて、長い間これに似合う敷地をさがしていたと言います。
最後はまるでこの敷地のために図面を書いた場所に落ち着いたのです。
不思議なことが起こるものですね!
この小さな家は2016年7月にフランス、日本、ドイツなど7カ国に点在する
代表的な建物とあわせて「ル・
コルビュジエの建築作品」として世界文化遺産に登録されました。
一度訪れてみたいものですね!

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