シャンパンタワーの法則
- 投稿日:2024年 2月29日
- テーマ:理念

私が結婚した当時(1990年頃)の結婚披露宴は、今思うと結構ド派手なことをしていたもののです。新郎新婦がゴンドラに乗って登場したり、シャンパンタワーにワインを注ぐ儀式と、それを芸能人ではなく一般のカップルがやっていたものです。
さてこのシャンパンタワーですが、トップのグラスにワインを注ぎ一杯に満たされると溢れて下のグラスに流れていきます。このグラスも満たされると次のグラスに流れていくもので、光を当てるとキラキラして美しいものです。
これは人間の幸せの波及効果に例えることができます。世の為、人の為に頑張れば頑張るほど疲弊してしまう人がいます。周囲から痛々しく見えるもので、案外このケースは多いのかもしれません。これでは自分が幸せになれず、本末転倒ともいえます。
実は最初に満たされるのは、自分自身なのです。自分自身が幸せで満たされると、一番身近な人に伝染するものです。次第にその伝染の輪が広がっていくイメージですね。
それでは自分のグラスに注ぐ人は誰なのでしょうか?
これまた自分なのです。他人は時には力を貸してくれますが、注ぎ続けることができるのは自分なのです。
時には自分へのご褒美として、美味しいものを食べたり、美しいものを見たりすることも大事なことなのです。
石川シュウジ
自分と未来は変えられる

世の中には変えられないものがあります。それは過去と他人になります。ところが私たちはその変えられないものに捉われて暮らしてしまっています。「昔は良かったなあ~!」「俺がこうなったのは、親のせいだ!」「あの人がいるから、俺の人生がうまくいかない!」など、不平不満の矛先を過去と他人に向けてしまいがちになります。過去と他人は誰もコントロールできないのですから・・・
矛先を自分に向けてみると、コントロールできることがあります。それが自分です。自分のコントロールできることに集中していると、次第に道が拓けてきます。つまり未来は自分で創ることができるのです。
明日のお天気のことで悩んでいるよりも、晴れの日や雨の日、強風の日などのあらゆるお天気を想定して準備することに似ていますよね。
自分のコントロールできることに集中しましょう!
石川シュウジ卒業式

本日を持ってコンパスウォーク北上鬼柳の利用を終える利用者様がいます。通い始めた当初は要介護2でしたが、積極的に機能訓練をした本人の努力のお陰で要支援1までに回復。本日めでたくご卒業となりました。
サプライズで、私から卒業証書を手渡すと満面の笑顔を返してくれます。その場ですっくと立ち上がり周囲を見回します。そして利用者様に感謝の言葉、私たちスタッフには労いの言葉をかけていただきました。逆に私たちの方が感動をいただいたものです。
自分の言葉で素直な気持ちを堂々と話される姿をみて、私もこの様に歳を重ねたら素敵だと思ったものです。明日からはコンパスではお会いできなくなりますが、街で見かけた時は互いに声を掛けたいものですね。ご卒業おめでとうございます。
石川シュウジ