うれしいひな祭り
会社に帰社すると私の机の上にマスクがひと箱置いてあった。
社員さんが買ってきたと思って聞いてみると、全く予想もつかない答えが返ってくる。
「〇〇石油さんが、営業のご挨拶に来て一緒に置いていきました!」
私はあまりの嬉しさにビックリ!
有難いことだと感謝の気持ちで一杯になる。
実はこの会社からは、以前にも驚かされている。
それは忘れもしない9年前の東日本大震災直後の3月。
ガソリンが手に入らずスタンド前には長蛇の列ができていた。
国道には車がはみ出し、自衛隊の車両が通るのを
邪魔する程の乱雑さで、なかには放置したままの車両もあった。
札束をとり出し、「どうして俺に売れないのか?」と
サービスマンに文句を言う輩もいた。
弊社では車を出来るだけ使わぬよう指示していた。
そんな状況のなか、会社の電話が鳴り
「今なら10リットルだけですが、給油できますよ!」
「裏からそっとお越しください!」とこの〇〇石油からの申し出。
即スタンドまで走ったことが思い出される。
誰もが我慢を強いられた時期であったので、ことのほか有難かった!
その後も何度か電話がありガソリンを入れさせていただいた。
この時ほど地元の業者を使うメリットを痛感したことはない。
普段安いガソリンを求めて何件も比べて購入する人は
まぎれもなく皆路頭に迷い右往左往していた。
私は通常は地元企業2社からガソリンを購入している。
2社とも災害時には同様の対応をしてくれたのである。
よく巷ではえこひいきは良くないことだと言われる。
しかし会社の売り上げに貢献しているのは
通常ご利用いただいているOBのお客さまに間違いない。
購入単価 × 数量 × 年月 = 生涯利用金額
生涯利用金額こそがその会社への貢献度に違いない。
貢献度によってえこひいきされるのは
仕方が無いことである。
お客様の差別はするべきではないが
えこひいきは当然のことであると認識して欲しい。
今回弊社がマスクを頂戴したことを公表すると
「俺は貰っていないぞ!」という方が必ず出てくる。
今一度冷静に考えて欲しい。
普段のお付き合いがいかに大事であるのかを。
自分のこととして置き換えてみると
腑に落ちると思う。
いずれ私にとってはうれしいひな祭りとなった。
うれしいひなまつり
- 投稿日:2020年 3月 2日
- テーマ:その他
明日はひな祭りですね。
3月3日の「ひな祭り」の歌といえば、
「うれしいひなまつり」が有名です。
しかし、その歌が、当のサトウハチロー家では
「タブー」だったそうです。
歌詞の間違いを後から知ったハチロー氏は
この歌のことを話すのを嫌がったからです。
詳しくはこちらをご覧ください。
https://otonanswer.jp/post/34928/