風物詩
- 投稿日:2022年 12月 1日
- テーマ:その他
今日から師走ですね。
今朝雪がちらほら落ちてきましたので、冬の到来を感じています。
しかし北上市内の商店街にはイルミネーションもなく
師走の賑わいもなく寂しいものです。
かつては商店街の飾りでクリスマスが近いことを感じたものです。
さて12月1日は祖母の命日で、今年で37回を迎えます。
私にとって祖母の思い出と言えば、バクダンおにぎりでしょうか。
熱々のごはんをラグビーボール形ににぎり味噌をつけたものです。
海苔はないので味噌おにぎりなのですが、我が家ではなぜかしら
「バクダンおにぎり」と読んでいました。
祖母が握ると美味しく感じたものです。
そう言えば祖母が年末に作ったのが「氷頭なます」です。
昭和40年代は、年末年始に欠かせないのが荒巻鮭でした。
お歳暮でもらうことも多く、毎日鮭ばかりが食卓に上がるので
子どもだった私は肉が食べたいと思ったものです。
最も嫌いだったのが氷頭なますになります。
祖母が正月用になますを作るのですが、
鮭の頭の軟骨をスライスしたものを入れるので生臭くなるからです。
大人になってお酒をたしなむようになると
きっとお酒のあてとして美味しいのかもしれませんね。
自宅で作ってみたいのですが、鮭の頭はどこで手に
入るのでしょうか?荒巻鮭も切り身で売っている時代です。
年中美味しい物を食べられる時代となりましたが
料理から季節を感じることが少なくなってきたようですね。
石川シュウジ