欠陥ゼロへの挑戦
- 投稿日:2022年 12月27日
- テーマ:その他
ザ・リッツ・カールトン大阪では、クリンネスを"妥協のない清潔さ"と呼んでいます。
なぜそこまでの徹底度が必要なのでしょうか?想像して欲しい。
ピカピカに磨き込まれた大理石のバスルーム、ふと落とした視線の先に髪の毛が一本。
これで全ては台無しとなる。
実は私もマンションの改修工事の引き渡の際に、トイレに一本の髪の毛が落ちていたことがありました。
これがお客様の気分を害し、クリーニングを全てやり直した経験があるのです。
水面にインクを一滴垂らした時、もうそれは無垢ではなくなるのです。
クリンネスとはそういうものであることを認識しないといけません。
毎朝、全送迎車両をピカピカに磨き、室内に掃除機を掛けている意味を考えて欲しいのです。
私たちのライバルは同業のデイサービスや介護業界ではないのです。
ザ・リッツ・カールトン大阪やディズニーランド、老舗料亭なのです。
あるレストランで受けたサービス、あるホテルで受けたサービス、カーディーラーで受けたサービス、
人間は一度受けたサービスがその人の基準となっていくのです。
一度受けたサービスより下のサービスは受けたくないのです。
全業種がサービス業だと考えると、この世に中にはお客様とライバルしかいないことになります。
理念の「敬護」とは、人生の大先輩を敬って護ることです。
長い人生の中で多くのサービスを受けてきた紳士・淑女の皆様の前では、
小手先のサービスは通用しないのです。
つまり妥協のない清潔さを筆頭に、業務の間違いや時間の遅れをゼロにできないのか。
これを徹底的に追及する執念が必要になるのです。
この欠陥ゼロへの執念が、いつの日か感動的な品質を実現するのです。
石川シュウジ