平等と公平
- 投稿日:2022年 12月26日
- テーマ:その他
A君、B君、C君の3人が荷物を運ぶ仕事をしました。荷物の数は12個ありました。
A君はやる気があったので積極的に仕事をして5個の荷物を運びました。
B君は4個の荷物を運びました。
C君はあまりやる気がなかったので3個しか運びませんでした。
3人は荷物を運んだお礼として、12,000円をもらいました。
さて、あなたは、この3人が12,000円をどうやって分けるべきだと思いますか?
①3人で運んだのだから、3等分して、一人4,000円づつ分ける
②運んだ荷物の数に応じて、A君=5,000円、B君=4,000円、C君=3,000円で分ける
①の考え方が、平等です。みんな同じ分け前ということです。
②の考え方が、公平です。義務履行の結果=運んだ荷物の数に応じて報じることです。
言葉の意味としては上記の通りなのですが、できる人もできない人もいるのが
会社という組織で簡単に割り切れるものではないのです。
プロ野球の世界でも、4番バッターだけを揃えても優勝できないものなのです。
個々の「能力の差」がチームとしての「まとまり」を生み、
最終的にチームとしてゴールへ到達することが仕事なのです。
「できる人がいて、できない人がいる。でもできる人は、
できない人に支えられている。できない人は、
できる人を支えている。」つまりお互い様の関係なのです。
これはできないままでもOKという意味ではありません。
チームワークとは、能力の差があるからこそ高まる
「人の力」の総和なのです。 石川シュウジ