動機善なりや、私心なかりしか

  • 投稿日:2023年 9月12日
  • テーマ:理念

昨日は、映画「殿、利息でござる!」は、歴史家・磯田道史による評伝「無私の日本人」に収録されている一編「穀田屋十三郎」を映画化したものであることをお伝えした。

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 現代における「無私の日本人」といって私が思い浮かべるのは、京セラの創業者・故稲盛和夫氏さんになります。京セラのホームページに稲盛さんの言葉が残されています。

 大きな夢を描き、それを実現しようとするとき、「動機善なりや、私心なかりしか」ということを自らに問わなければなりません。自問自答して、自分の動機の善悪を判断するのです。

善とは、普遍的に良きことであり、普遍的とは誰から見てもそうだということです。自分の利益や都合、格好などというものでなく、自他ともにその動機が受け入れられるものでなければなりません。また、仕事を進めていく上では「私心なかりしか」という問いかけが必要です。自分の心、自己中心的な発想で仕事を進めていないかを点検しなければなりません。

動機が善であり、私心がなければ結果は問う必要はありません。必ず成功するのです。

 私には、つい目先の利益や自分のことだけに集中してしまう癖があります。そんな時、日本の先達のとった行動を学び、心を整える必要があるようです。

 何のために生きているのか?
 何のために仕事をしているのか?

 この問いを常に自問自答することですね。

  石川シュウジ



殿、利息でござる!

  • 投稿日:2023年 9月11日
  • テーマ:その他

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映画「殿、利息でござる!」は、歴史家・磯田道史による評伝「無私の日本人」に収録されている一編「穀田屋十三郎」を映画化したもの。この映画の舞台となった宮城県大和町の「吉岡宿本陣案内所」を訪れてみました。 

 250年前の江戸時代、重い年貢により夜逃げが相次ぐ仙台藩の宿場町・吉岡宿(現在の宮城県黒川郡大和町)に住む十三郎は、知恵者の篤平治から町を救う計画を聞く。それは藩に大金を貸し付け、利息を巻き上げて「庶民がお上から年貢を取り戻す」という逆転の発想でした。計画が明るみに出れば打ち首になるかもしれないという状況の中、十三郎と仲間たちは必死の節約を重ね、町のため、人のために、私財を投げ打ち、現在の貨幣価値にしておよそ3億円もの大金を水面下で集め、実現させたのです。この利息は約60年もの間支払われ、吉岡宿の人々を救ったことになります。

亡くなる前に十三郎が子孫に残した「家訓」は下記のような内容です。

・わたしのしたことを人前で語ってはならぬ

・これからも吉岡のために助力を惜しんではならぬ

・茶を売れ

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この映画では、仙台藩の7代藩主・伊達重村という実在した人物を羽生結弦選手が演じ、
大きな話題となりました。羽生さんも、仙台のためになるのであればという地元愛から快諾したものです。

 「無私の日本人」の心は、次世代に繋げていきたいものですね。

      石川シュウジ



宮城県のB級グルメ「油ふ丼」

  • 投稿日:2023年 9月10日
  • テーマ:その他

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妻の実家(仙台市泉区)に行く時は、ロードバイクを車に積むようにしている。休日、自宅にいると様々な用事を思い出し、なかなか運動できない。しかし妻の実家にいけば特にすることもなく、のんびりした休日を過ごすことができ、運動する時間もタップリとある。

 ロードバイクに乗るならば、できれば交通量の少ない道で車を気にしないで乗りたいので、郊外の田舎道を走る。仙台市の北隣にある大和町の七ツ森湖畔公園を目指すことが多く、その道中に気になるお店がある。大きなのぼりを立て「油ふ丼」と「はっと汁」とある。

 妻の実家では、すき焼きや煮物などの料理に「油ふ」を使っている。普通の麩とは違って、一度油で揚げているので、コクがあり出汁がよく出て美味しい!油ふの美味さがよくわかっているので、「油ふ丼」もおおよそイメージできる。きっと美味しいはず!

 一人ではなかなか入れないので、母と妻を誘い車でのぼり旗のある「御はっと家」に入ってみる。ランチに「油ふ丼+はっと汁」があるので、即注文!待つこと約15分で念願の「油ふ丼」とご対面。

 「油ふ丼」も「はっと汁」も、とても優しい味。少し味付けは薄いのですが、年老いた母も「美味しい」とすっかり完食。最近のファミレスやラーメン屋は味が濃く、油ぎっている料理が多いので、私たちの年齢になるとここの料理は合っているようです。妻も気に入り、次に来た時は何を食べようかと思案している様子。

かつては街道沿いにドライブインや食堂があり、その店ならではの名物料理もあったものです。
今はコンビニができ廃業するお店も多くなりました。 

 「油ふ丼」はずば抜けて美味しい料理ではありませんが、ほっこりする料理として
是非とも長くお店と共に続いて欲しいものです!

      石川シュウジ



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