メーデーってなに?
- 投稿日:2023年 5月 1日
- テーマ:その他
メーデーは、英語で書くと"May Day"。ヨーロッパでは「夏の訪れを祝う日」として
古くから祝日とされてきました。始まりは1886年の5月1日、アメリカのシカゴで、
1日12~14時間勤務が当たり前だった労働環境の改善を求めて労働者が
ゼネラルストライキを起こし、8時間労働の実現を要求したことに由来します。
今では5月1日を「労働者の祭典」として祝日とする国も多く、
世界中で労働者たちのイベントやデモ行進などが行われています。
(今回調べてみて、初めてその由来をしりました。)
ところで「メーデー!メーデー!メーデー!」と遭難した際に、
無線で助けを求める国際的な用語がありますよね。
映画やドラマで、飛行機が墜落しそうな状況になるとパイロットが、
無線で叫んでいる姿が思い浮かびます。
こちらの由来も気になり調べてみました。
メーデー呼出し (Mayday) は、1923年にFrederick Stanley Mockford(1897-1962)が考案した。
ロンドンのクロイドン空港の主任無線技師だったMockfordは、
緊急時でも操縦士や地上スタッフが理解しやすい遭難を示す単語を考えるよう依頼された。
当時、最も多くの航空機が行き交っていたのはパリのル・ブルジェ空港だったので、
フランス語の「メデ(m'aider)」から"Mayday"を提案した。
「ヴネ・メデ(Venez m'aider)」は「助けに来て」を意味する。
Wikipediaより
こちらはフランス語が由来ですので、同じ呼び方でも全く意味が
違うことが分かりました。
普段何気なく聞き流している言葉ですが、紐解くと面白いものです。
さて今日から五月、気候も良く爽やかな初夏の始まりです。
石川シュウジ