温室度計で室内環境を計測する


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室内の温度と湿度を計りながらデータを蓄積する
優れものがあります。
この温湿度計は36日間のデータを記憶し
スマホのアプリで以下のように見ることができます。
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このデータは1月17日のものですが
温度で2回の谷間がありますが
どちらも換気のために窓を開けたために
室温が下がっています。
同時に湿度の2度の谷間も換気と
一緒のタイミングで起きていることが分かります。
湿度計で湿度が高い時間帯は
朝洗濯したものを室内で干したためです。
目に見えないものが見えると、面白いですね!

さて我が家より心配なのは
年老いた両親が住む妻の実家です。
居室でありながら冬季には
室温5℃位にまで下がる家です。
この温湿度計を居間、トイレ、脱衣所に置いて
注意喚起したいと思います。

しかし死んでしまってからでは遅いので
最初に脱衣所に電気暖房機を設置することですね!

断熱改修工事は、人生を変えるリノベーション!






室内(床・壁・天井)の表面温度を計る


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先日、体感温度とは(壁・床・天井の平均温度+室温)÷2で
表せることをお伝えしました。
そこで我が家を実験台にして計測してみました。
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非接触型の表面温度計を使い、家中の
床・壁・天井の表面を計ってみたのが
上の写真(間取り図と数値を記入)です。
LDKは、壁:21.4℃、天井:23.0℃、床22.1℃です。
LDKの室温は24℃、湿度は28%でした。
つまり体感温度は床・壁・天井の平均値22.2℃と
室温24℃を足して2で割ると23.1℃となります。
厳密には室内であっても風が動きますので
多少体感温度は変わりますが
概ねの数値として捉えてください。
間取り図の中で赤く枠取りした場所は
熱源のお湯を各部屋に送るポンプを
設置している階段下の物置になります。
この場所は我が家の中で一番暖かく
洗濯物がよく乾きます。

部屋ごとに体感温度が違うことは
生活してわかっていました。
今回初めて計測し
同じ建物の中で表面温度が違うことが
数字で見ることができました。
つまり今後の対策ができることになりますね。

断熱リフォームする前に一度計測してみると
我が家のどこを強化すればよいのか分かります。






室温と体感温度の違い


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ここでは室温と体感温度の違い、輻射熱の影響についてご説明します。

人が暑いと感じたり、涼しいと感じたりするのは
室温のみに原因があると誤解されがちです。
しかし室温=体感温度ではないのです。
体感温度は、室温だけではなく身の回りの物体から放出される
輻射熱(赤外線)によっても大きく変化します。
例えば、断熱材の効いていないお部屋で
真冬にストーブを炊くと
ストーブに向いている顔やお腹側が暑いのですが
背中側や足元が寒く感じます。
これは背中側の壁と床の輻射熱で体感温度が下がるためです。

上の画像のように同じ室温20℃であっても
床・壁・天井面の温度(表面温度)の違いで
体感温度が変わってくるからです。

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これは、簡易的な体感温度の計算式ですが
この計算式にしたがうと、体感温度を上げためには
室温だけでなく、床・壁・天井面の温度を上げることが重要になります。

床・壁・天井面の温度を上げるためには
この構造体に蓄熱させる必要があります。

床・壁・天井面に熱を蓄えさせるためには、
住宅の「断熱」・「気密」が何よりも重要
なのです!



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