枕言葉「そりゃええなあ~!」
- 投稿日:2017年 2月18日
- テーマ:理念
人を育てることに非常に長けていた松下幸之助さんの、人の長所に目をやるエピソードを紹介いたします。
ある時会社の営業責任者が松下さんに相談にきたそうです。
「社長、A君は営業に向いていません。とにかく性格が暗い。あれでは、我が社の製品が売れなくなってしまいます。営業から外して下さい。」
その話を聞き終わった松下さんから意外な言葉が発せされました。
「そりゃ、ええなあ~!お得意さまに不幸があったときに、A君に弔問にいかせたらええ。
A君は立派な営業マンやないか」
それを聞いた営業責任者は全く反論できなかったそうです。
家族や同僚の欠点が気になりだすと、どうしても相手の良いところが見えなくなります。
目を見開いて長所をみるようにすると、信頼感が醸成され人間関係が円滑に進みます。
松下幸之助さんは、人のお話を聞くと「そりゃええなあ~!」というのが口癖だったと言います。
きっと「全ての因は我にあり」と考えていたのでしょう!
相手の事を一旦全て受け入れて、それを良い方向にリフレームすることが成功への近道であると感じました。
さて、今日から私の会話での枕言葉は「そりゃええなあ~!」にします。