歯がなくなると転倒しやすくなる!?
- 投稿日:2025年 4月29日
- テーマ:介護

今日は少しユニークなテーマとして、歯と歩行能力の関係性についてお伝えします。
驚くことに、口腔機能、特に歯の健康状態と歩行能力は密接に関係しています。
いくつかの研究では、歯の喪失や咀嚼機能の低下が、高齢者の歩行速度やバランス能力に悪影響を及ぼすことが示されています。たとえば、ある研究では、歯の健康状態が悪い高齢者ほど、歩行速度が遅くなり、転倒リスクが高まることが明らかになっています。
咀嚼は単なる食べ物の処理だけでなく、脳に多くの刺激や情報を送ります。この咀嚼活動が減少すると、
脳への刺激が減少し、その結果、歩行やバランス機能を含む中枢神経系の他の機能が低下する可能性が
あると考えられています。
つまり咀嚼が脳に刺激を与えることで、歩行にも影響を与えるということですね。
コンパスウォークでは、これまで歩行訓練に特化した機能訓練を提供してきました。
しかし歯の健康状態が悪いと歩行訓練の効果が得られにくいことが分かってきました。
そこでこれからは「歩行訓練」と「口腔ケア」にも力を入れて参ります。
石川シュウジ