窯業サイディングの怖さ(湿乾伸縮)2

  • 投稿日:2017年 7月23日
  • テーマ:住まい


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昨日このブログで窯業サイディングの性質のお話を書いていたら
本日お伺いしたお客様の外壁が大変なことになっていた。
窯業サイディングの性質として水分を吸収膨張し
乾燥収縮する湿乾伸縮があることを書きました。
今日のお客様が建築したのは約20年前、つまり1997年頃になります。
窯業系サイディングの主原料は、セメントです。
セメントを主原料とした建築材料の代表例には次のようなものがあります。
コンクリート:セメント+砂(細骨材)+砂利(粗骨材)+(水)
窯業系サイディングの場合、セメントに「繊維質原料」を加えます。
この繊維質原料として石綿(アスベスト)が使われていました。
発がん性物質のアスベストを代替繊維に切り替えした前後
(1985年から10年間ほど)は、品質・強度が低下し不安定になっています。
今回のお客様の窯業サイディングは丁度その頃の製品になるのです。
このように爆裂しているサイディングに塗装しても
同じようにまた塗装は剥がれてきます。
部分補修となりますが、張替えとすることで見積をおたします。


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