沈む夕日に感謝する
- 投稿日:2021年 12月31日
- テーマ:理念
今年も残すところ数時間、今年最後の通信を書いています。
北九州に南蔵院というお寺があり、住職の林覚乗師が書いた
「夕日」という書にまつわるお話です。
「正月に初日の出を拝む人は多いが、大晦日の夕日を拝む人は少ない。
毎年大晦日の夕日を眺め、お天道様、今年一年ありがとうございました、
と感謝できる人こそが豊かな人生を送ることができるのではないか」というものです。
元日の祈りは、どちらかというと「今年一年がよい年であるように」という
神頼みが起こりやすいものですが、一年最後の夕日を拝むのは、一年の出来事に対して、
ただ「ありがとうございました」の一念だけなのです。
残念ながら今日の北上市は雪が降りつもる荒れた天気で、夕日を
拝むことはできませんでしたが、西を向き手を合わせました。
これは大みそかに限ることではなく、毎晩寝る前に「今日一日、
素晴らしい日だった。今日、出会った人々、起こった出来事に
感謝いたします。」と振り返ることで、改めて身の周りの
「ご縁」「ご恩」に気づくのだ思います。
一年が過ぎるこの時間、一年間の「ご縁」「ご恩」について
考えてみることは、新しい年を迎えるためにも意義あること
ではないでしょうか。
代表取締役 石川シュウジ