信じて待つ
- 投稿日:2022年 1月 3日
- テーマ:理念
今年の箱根駅伝は、青山学院大が10時間43分42秒の
大会新記録で2年ぶり6回目の総合優勝を果たしました。
それにしても強かったというのが実感です。
私にはここ数年間気になっていた選手がいます。
日本体育大学の佐藤慎巴選手です。
陸上競技部のプロフィールで出身高校は埼玉栄高校となっていますが、
これは高校に越境入学したためで、岩手県北上市に実家があります。
実家は和賀スポーツ店を営んでおり、佐藤選手のご両親、祖父母とは昔からの知人です。
特にも祖父の佐藤實さんは、北上市ソフトボール協会の会長でもあり、
私は長年佐藤家にはお世話になっている者の一人になります。
この佐藤慎巴選手、最終学年の4年で10区を走り、最初で最後の箱根駅伝となりました。
今回、箱根のメンバーに選ばれながらも、補欠という立場。
]選手の当日変更は良くある作戦とは思いながらも、後は信じて待つことにしました。
今朝スタート前にメンバーを確認すると、10区佐藤慎巴選手とあります。
思わず妻に「ヤッター!凄いことだ!」と叫んでいました。
結果日体大は総合17位とふるいませんでしたが、佐藤選手がゴールに向けて必死に走る姿、
ゴールテープを切った姿に、涙なしには見られない感動を覚えました。
彼を支え続けてきたご家族の顔が浮かんで来るからです。
実は「信じて待つ」これは容易いことではありません。
佐藤選手は、何も言わずに支えてくれた人々を思いながら
必死で走ったに違いありません。
佐藤選手は、田舎にとっては大ヒーローなのですが、
これからの彼の人生を私たち地元民は騒ぐことなく
「信じて待つ」ことが一番重要なことなのです。
代表取締役 石川シュウジ