リスクの語源



昨日の通信に「死なないリスク」のお話をしましたが、
ところで「リスク」ってなんでしょうか? 
私たちの頭の中では、「リスク=危険」と直結しまい、
これから起こる悪いイメージがあると思います。
ですから日本が長寿社会となり、「死なないリスク」とか、「生きるリスク」
とかという言葉を聞いただけで、気分が落ち込んでしまいますよね。
長生きすることが、まるで悪いことをしている様に感じてしまいます

リスク(risk)は古い言葉に由来します。
ローマ時代のラテン語からイタリアへ伝わった
「リズカーレ(risicare)」がその語源だとされています。
リズカーレはもともと船乗りのことでした。
たとえば中世のヴェネツィアあたりには、
東方貿易で一攫千金を狙う船乗りたちがおりました。
荷物を狙う海賊を蹴散らし、断崖絶壁や岩礁の間をくぐり抜けていく船乗り。
彼らリズカーレがやがて「勇気を持って試みる」意味で用いられるようになりました。

以上の歴史を踏まえると、「リスク」を「危険」の意味だけで
理解するのは正しくないことが分かると思います。
リスクとは危険を承知で「挑戦すること」なのです。

もちろん失敗した場合、それなりの痛手を被ります。
しかし、うまくいけば挑戦した者だけが得られる喜びを手にすることができます。
それは「挑まない者」の手には決して入らない喜びです。

歳を重ねるということは、見たことのない世界へ一歩一歩踏み入れていくことになります。

コンパスウォーク北上鬼柳に通う利用者様は、皆「挑戦者」になります。

これから見える知らない景色を十二分に楽しんで、見えたものを私に教えてくださいね!

        石川シュウジ


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